ちょっと 待ってみませんか?

もう ずいぶんと前だけど
モンテッソリー教育の保育園に
勤め始めてすぐの
研修で教わったんだ

保育で たいせつなことは

  待つ  こと。

こどもができないのを
手助けするばかりではなく
できるようになるまで
待つ

たとえば、
園からのおたよりを配るときは
父兄ではなく
こどもたちに渡す。
今日 渡すのを忘れたら
明日、また持って帰って渡してもらう。
こどもが
おうちのひとに渡すまで
何日かかっても
待っていた。

一方、コンビニを経営してる時に
店内で徹底したことは

お客様を お待たせしないこと。

レジに二人並んだら
すぐさま 走って行って
「お待たせいたしました。
2番目のお客様、
こちらのレジにどうぞ」
と 言ってレジを開けること。

どっちも
相手を大切に思うからこその行動。

でもね、
正直言うと

ちょっとくらい
待っても 待たされても
いいんじゃない?

って おもってる。

命にかかわるくらい
緊急じゃなかったらね。

‥‥‥なんてことを
駅のみどりの窓口に並びながら
ぼんやりと 思ってた。

駅員さんとやり取りしながら切符を買ってるおばさんは
後ろにいる私に気兼ねして
「時間かかりそうですけど いいですか?」って
声をかけてくれる。

「はい。待ってますから どうぞ」って  にっこり 返して。

いったいいつから この国の人たちは
待つ ことがむずかしいひとに なっちゃったんだろ?

ごきげんさん のわたしで 待ってみる。

わたし、どれくらいまで イライラしないで待てるかな?って。

(どれくらい待てるかどうかって じつは 生まれ持った素質もかなりあるんだけど、ね。)

あなたも  ちょっと 待ってみませんか?
どんなことを 待ってみますか?

たとえば?

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