お義父さんから教わったことは

寒くなったら思い出すの

こんな季節に夫の実家に行くとね、
こたつから首だけ出して
「おお~ 来たんか」って
嬉しそうに言うけど
ぬくぬくのこたつからは出てこない
お義父さん

お茶目で せっかちで
さみしがりで あまえんぼう

そんなお義父さんが
あるとき脳梗塞で入院した

 

容態が落ち着いたので
持病の心臓病の治療のために
転院することになった。

たった10分、車に乗るだけなのに
「帽子は茶色の、ほら、玄関に置いてるのを」
「杖はお気に入りの、ベージュのや」
「靴は、シャツは、ズボンは、上着は、ベルトは………!」
と、細かくトータルコーディネートの指示をして
持ってきてくれ と、おっしゃる。

病室から玄関で車に乗り込むまで
次の病院に着いて病室に入るまで
ほんの 少しの間のことだから

パジャマじゃダメ?
パジャマでも別にいいやん?

って、内心 思ったの。

 

 

ン?待てよ

義父のコードは 919-000-108

あかん、あかん!

どんなときも、どんな人からも
カッコいい!ってみられたい。
たとえ、病気で入院してたとしても
看護士さんにも
車の運転手さんにも
すれ違うひとにさえも

シャンとして 胸張って
笑ってる自分を見てもらいたい!

そんな義父の思いに気づいたから
「はい。あの杖ね。家に帰って持ってくるね」

って 返事ができたんだ。

お出かけの身支度をして
車いすで迎えの車に乗ったお義父さん

大満足で 嬉しそうだったよ。

 

知っててよかった素質論 ♪(^^♪

相手の言葉の奥にある思いに気づけたら
自分の対応も
変えられる。

そしたら、
お互い ごきげんに (*^^*)

 

#入院 #介護 #素質論
#コミュニケーション
#人間関係 #悩み #家族

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