夫が風呂から上がって声をかける。
「おーい あがったよ」
「わかったぁ。これが終わったら風呂に入るから」
「おーい」
「わかってる。もうちょっとで終わるから」
「まだかー」
「うん」
(。´・ω・)ん? 今日はやけにしつこいな
「塗ってくれぇ～」
それを聞いて、やっと、思い当たる。
夫は
風呂上りに
背中の湿疹に薬を塗ってくれと
催促してるんだ と。
ここ数日、毎日風呂上りに
夫の背中に薬を塗っていた。
彼は当然、今日も
いつも通りしてもらおうと
わたしに声をかけた。
わたしは
今夜はてっきり、
風呂があいたから
早く入るようにと
言ってるんだと 解釈していた。
「なんで わからないんや」
待たされ続けて機嫌の悪い夫と
「薬を塗って」と言ってくれたら
すぐに行ったのにと、反論する私。
「いちいちそこまで言わなくても
それくらいわかるだろう」
と、思う気持ちは わかるけど、
やっぱり、言ってくれないと、
わからない！
ま、おたがいさま。
なんだけど、ね。
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